会社では固定電話が連絡手段として利用されていますが、固定電話の通話料金はできるだけ削減したいものです。そういうときには、無料電話アプリの利用がおすすめです。最近では、無料電話アプリはさまざまなものが提供されており、音声通話のほかにビデオ通話が可能なものもあります。
そこで今回は、固定電話の利用料金を削減できる無料電話アプリを紹介しつつ、利用するときの注意点を解説します。
1、固定電話料金を削減できる!おすすめの無料通話アプリ
会社の連絡手段として固定電話がありますが、固定電話を使うには利用料金が毎月かかります。会社側からすると少しでもコストカットしたいところ。そんなときには、無料通話アプリの利用がおすすめです。
今までは通話アプリというと個人で使用するもののイメージがありましたが、最近では会社の連絡手段として利用されるケースも増えています。ここからは、固定電話料金を削減できるおすすめの無料通話アプリを紹介します。
1-1、日本で有名な通話アプリ!【LINE】
日本で特に人気の高い無料通話アプリに「LINE」があります。LINEは、メールのようなトーク機能が利用できることで有名ですが、実は無料ビデオ電話・無料音声通話機能が使用可能です。ちなみに、LINEの場合には、LINEを使用しているユーザー同士であれば無料で通話可能となっています。
【LINEの特徴】
- 無料ビデオ通話/無料音声通話が利用できる
- 無料トーク機能あり
- LINEユーザー間のみ通話無料
そのため、個人で使用することはもちろん、会社内の業務用携帯で利用するときにも便利です。業務用携帯にLINEを導入しておけば、社内間の連絡手段として利用することができます。
また、LINEの音声通話・ビデオ電話はiPhone・iPad・Android・などに対応しているため、さまざまな端末で使用することが可能です。
1-2、世界中どこからでも連絡できる!【Skype】
世界中で使用されている無料通話アプリに「Skype」があります。Skypeはパソコンを使った通話アプリとして人気が高く、ビデオ通話も行うことが可能です。また、Skypeを利用しているユーザー同士の通話の場合には、通話料無料で利用できます。
【Skypeの特徴】
- 音声通話/ビデオ通話が利用できる
- グループでのビデオ通話(最大10人)
- Skype同士の通話なら無料で通話可能。
- 料金を払えば固定電話や携帯への通話も可能。
また、Skypeは最大10人のグループビデオ通話が可能。会社の支店同士の会議や連絡などを複数人で行う際にも非常に便利です。また、スマホ・タブレット・パソコンなどさまざまな端末で利用できるので、出先からでも通話に参加することができます。
その他、メッセージ機能も無料で利用することができるので、通話するほどでもないが連絡したい時に重宝します。ただ、Skypeで通話をするためにはSkypeが起動状態である必要があり、端末の電源が入っていないと利用することができない点は少し不便です。
1-3、連絡ツールChatWorkの通話版!【ChatWork Live】
最近、仕事での連絡ツールとして普及しつつある「ChatWork」ですが、実はビデオ通話ができる機能「ChatWork Live」があります。ChatWork Liveは、音声通話・ビデオ通話・画面共有の機能を合わせたもので、1対1の通話なら無料で行うことが可能です。
【ChatWork Liveの特徴】
- 音声通話/ビデオ通話/画面共有が可能。
- 1対1の通話なら無料。(複数人で通話をするなら有料)
ちなみに、複数人で通話をする場合には有料プランに登録する必要があり、料金は以下の通りとなっています。
【パーソナル】
1ユーザー:月400円
【ビジネス】
1ユーザー:月500円
ビジネスプランの場合には、チャット機能のグループ制限がなく、複数人での通話が可能な点が特徴です。また、ユーザーの管理を行うことができるのでセキュリティ面でも強化することができ、会社で導入するのにおすすめです。
2、無料電話アプリを使用するときの注意点
無料電話アプリを会社に導入することは、固定電話の利用料金を削減することにつながるため非常に便利ですが、使用するうえで注意すべき点があります。
単純に利用料金だけを見るのではなく、安定して利用可能かどうかや他の料金はかからないかなどを見極めることが大事です。ここからは、無料電話アプリを利用するときの注意点を紹介します。
2-1、電話相手が同じ電話アプリを使わないと利用できない
無料電話アプリは非常に便利ですが、電話相手が同じ電話アプリを使用していないと利用できないというデメリットもあります。基本的に無料電話アプリは同じ電話アプリを使用しての通話のみが無料です。そのため、固定電話との通話や別のアプリと通話を行うことは難しいでしょう。
もちろん、固定電話と通話ができる電話アプリはありますが有料であることが多いため、どうしても通話相手にも同じアプリを利用してもらう必要があります。そのため、比較的連絡手段を統一しやすい社内での連絡手段として電話アプリを利用するというのがおすすめです。
2-2、通話するだけデータ通信料がかかる
無料電話アプリは確かに通話料金が無料です。しかし、通話料金が無料でも通話するたびにデータ通信料はかかってしまいます。無料電話アプリを利用するときには電話回線は使用しませんが、代わりにインターネット回線を利用。そのため、使用している端末のデータ容量を消費します。
無料だからといって何も考えずに使用しているとデータ容量が足りなくなることも。無料電話アプリを使用するときにはデータ容量が多いプランを選択するかWi-Fi環境で使用するようにしてください。
3、まとめ
ここまでで、固定電話の利用料金を削減することができる無料電話アプリについて紹介しつつ、利用するときの注意点を解説しました。無料電話アプリは無料で通話ができるという点と、複数人でも通話が可能である点が魅力です。
ただ、同じアプリを使用する必要がある点を考えると社内での連絡手段に向いているといえます。無料電話アプリを導入するときにはメリット・デメリットを考えてから導入しましょう。